先輩・卒業生からのメッセージ

「自由」が可能にしてくれること

 工学とは、人の役に立ってそこで初めて実を結ぶのだと私は思っています。その中でも、 建築は人間生活と密接に結びつき、工学的な専門知識を扱う理系的な要素と同時に、柔軟な 感性や発想力を養ったり、空間の意味を読み取ったり、といった文系的な要素も持つ独特な 分野であるといえます。
 京都大学の最大の魅力である「自由」が意味するのは、誰かに強制されるのではなく、自らが選択し興味を持ったことに挑戦できる、いわば贅沢な「可能性」です。もちろん勉強に限らず、部活やアルバイト、そして京都ならではの経験など、学生生活にまたとない彩りを加えることもできます。自由の使い方は自分次第。この自由を足場に、最前線で活躍される先生方のもと、個性豊かな同級生とともに、高水準の研究環境で、可能性にあふれた大学生活を送ってみませんか。

工学部 建築学科 村瀬 詩織
岐阜高等学校(岐阜県)出身

 

京大の建築学科は自由な発想を大切にするので作品に人柄があらわれます

 京大の工学部・建築学科は、自由な発想をとても大切にします。設計課題では個性をぶつけあいながら、皆が“自分らしさ”を見つけようと切磋琢磨します。その結果、作品それぞれに人柄があらわれます。先生だけでなく先輩からも知識や技術を教わったり、自分が先輩になったら後輩に教えたり、学年を超えた繋がりが強いのも建築学科の特徴です。私自身は旅行が大好きなので、先輩や後輩たちと一緒に国内外の各地を訪れ、様々な建築を見てまわったりします。実際の建築を体感するのは何より楽しいです。

工学研究科 建築学専攻 垣内 美帆子2018-kakiuchi
神戸女学院高等学部(兵庫県)出身